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Amazon、日本初の施設見学ツアーをメディア公開

2025年6月30日 (月)

ECAmazonは6月30日、日本のユーザーに向け、同社の物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)を無料で見学できる「Amazon Tours」を、日本で初めて千葉みなとフルフィルメントセンター(千葉市美浜区)で2025年中に開始すると発表した。詳細な開始日は未定。Amazon Toursは米国をはじめ、フランス、イタリア、ドイツ、オーストラリア、イギリス、カナダの一部FCですでに導入されている。日本では、23年に開設した千葉みなとFCが最初の開催地となる。同日、同社はメディアを招き、FCの見学ツアーを実施した。

▲千葉みなとフルフィルメントセンター

同FCは延床面積が12万平方メートル。東京ドーム2.5個分の広さで、アマゾンロボティクスを導入する拠点として国内最大級だ。この日の見学ツアーには日本のメディアのほか、アジアやオセアニアなどの報道各社が参加。まずは商品の傷などを検査する受領・検品エリアから在庫保管を担うアマゾンロボティクス、棚出しエリア、自動梱包機、最適なパッケージをする荷合わせシステム、出荷作業と入荷から出荷までを時系列に見学。所要時間は60分。

▲受領・検品エリア

商品棚を持ち上げて移動させる様子、倉庫作業を効率化して保管機能を強化する実際のオペレーションを確認できたほか、登録者数2400人以上という倉庫スタッフの足元に敷かれた疲労軽減マット、暑さ対策のための頭上のスポットクーラーなど、各自の作業負担を減らす工夫も垣間に見えた。

▲稼働中のアマゾンロボティクス

見学ツアーに同行したアマゾンジャパンのジャパンオペレーション代表、島谷恒平氏は「アマゾンの倉庫というと、フルオートメーションで稼働しているイメージがあるかもしれないが、実際はそうではない。作業者の負担を軽減するためのテクノロジー活用と、エンゲージメントを高めるための工夫が各所に凝らしている。完全自動化を目指すのではなく、人の作業をサポートする視点が特徴だ。将来的には更なる自動化も視野に入れているが、現時点では作業者の働きやすさを重視した設計となっている。アマゾンの物流拠点で働く方々の姿を見ていただき、キャリアを築くのに最適な場所であることを体感してもらいたい」と話した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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