調査・データAlbaLink(東京都江東区)は18日、521人の引っ越し経験者を対象に「引っ越し中のトラブルに関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。この調査によると、引っ越し中に最も多く経験されたトラブルは「荷物の破損・傷」で、148人がこれを報告している。
破損の原因としては、「手が滑って落とした」「梱包が不十分だった」「大型家具の分解に失敗した」など、作業中のミスが主な理由とされる。例えば、ガラス製の家具や食器が割れたケースが多く見られ、さらに、電子ピアノやビデオデッキなどの家電製品が故障した事例も多数報告されている。
業者によるミスの他にも、自らの不手際で破損させたケースもあり、特に自力で引っ越しを行った際のトラブルが多く報告された。梱包が不十分だったり、大型家具の取り扱いが困難だった場合に破損が発生しやすいということがわかった。
次いで「時間が予定通りに進まない」(101人)、「旧居・新居に傷がついた」(49人)、「搬出入できない荷物がある」(35人)といった、大型家具や家電の搬出入に関連するトラブルが挙げられた。
トラブルへの対処方法としては、206人が「引っ越し業者に連絡・対応を依頼」し、最も多く選ばれたが、107人は「何もしない・そのままにした」、103人は「自力で対応した」としており、トラブルに対する対応の差が見られた。
また、トラブルを避けるための対策として、最も多く寄せられた意見は「業者とのこまめな連絡」(130人)で、契約内容の確認や、作業開始時の注意喚起が効果的だと考えられている。さらに、「引っ越し前後の状態をチェックする」「余裕あるスケジュールを組む」「慎重な業者選び」も重要なポイントとして挙げられた。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com