三菱ふそう、アジア展開で共同購買強化

荷主三菱ふそうトラック･バスと、ダイムラー・インディア・コマーシャルビークルズ社（DICV社、インド・チェンナイ）は23日、「ダイムラー・トラック・アジア」としての成長戦略「アジアビジネスモデル」の詳細を発表した。

ダイムラーのトラック部門として、拡大が見込まれるアジア・アフリカ地域に対して中・長期の成長戦略を策定したもので、三菱ふそうとDICV社の製品ポートフォリオ統合、共同購買を行うほか、川崎、チェンナイをアジアの二大生産拠点に位置づける。

この結果、2020年までにダイムラー・トラック・アジアとして年間29万台以上の販売を目指す。ダイムラー・トラック部門全体では、15年までに年50万台、20年までに年70万台以上の販売を掲げる。

三菱ふそうとDICV社は、既に共同購買、物流、ITシステムなどで短期的なプロジェクトの統合を行っており、川崎工場はグローバル生産拠点として重要な役割を担う。国内の販売・サービス体制は変更しない。

三菱ふそうは、既にダイムラー・トラック部門のグローバル購買体制を活用しているが、次のステップとしてインド国内の価格競争力のあるサプライヤーの活用し、第二純正部品の「ダイヤモンドバリューパーツ」向けに展開する。