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アジア・アフリカ向け戦略車「FUSO」大型・中型トラック
荷主三菱ふそうトラック・バスは23日、インド・チェンナイのダイムラー・インディア・コマーシャルビークルズ社（DICV社）で、「FUSO」ブランドの新たなアジア・アフリカ向け戦略車を発表した。
ダイムラー・トラック部門として三菱ふそうとDICV社が中心となって開発したプラットフォームを基に、FUSOブランドの新車両として、車両総重量25-49トンの大型トラック「FJ」「FO」「FZ」、車両総重量9-16トンの中型トラック「FA」「FI」を開発した。
同社はこれらの車両の生産を4月からDICV社オラガダム工場で開始しており、アジア・アフリカ地域のラインアップを拡充する。日本・ドイツの生産技術・品質管理方法を導入し、最新鋭の生産ラインを備えたチェンナイ工場では、既にインド向け車両の「バーラト・ベンツ」ブランド、「メルセデスベンツ」ブランドの車両の生産を行っており、今回のFUSOブランドの生産は、3ブランド目となる。
アジア・アフリカ向け戦略車は、高い耐久性と積載量、力強い走りといったアジア・アフリカ地域向けに特化した商品コンセプトを備え、ダイムラー・トラック部門として初のインドからの輸出を実施。
大型・中型トラックは6月からスリランカへの輸出を開始するともに、年内にバングラディッシュ、ザンビア、ケニア、ブルネイにも輸出する。今後、インドネシア、タイ、マレーシア、タンザニア、マラウイ、ウガンダ、ジンバブエ、モザンビーク、モーリシャス、セイシェルなどのアジア・アフリカ諸国に輸出を行う。三菱ふそうでは、2015年までに販売台数を年間20万台まで増加させる計画。
