ピックアップテーマ
ロジスティクスビズネットは17日、企業の購買・物流業務を包括して受託・分析し、業務改革とトータルコストの削減を提案するビジネスモデル「3PPLソリューション&サービス」に2つの新サービス「外部カタログ連携」と「循環物流サービス」を導入する、と発表した。
3PPLソリューション&サービスは、顧客企業の幅広い間接材調達・物流ニーズに応えるため、これまで「マルチハブシステム」と呼んでいた調達物流業務支援システムを発展させ、取り扱い品目の拡大、調達に関わるサービス機能の追加、配送効率の向上を実現。このサービスに調達、在庫管理、出荷配送、購買管理機能を効果的に組み合わせることで、ワンストップ調達、配送効率向上や物品の最少在庫化、アウトソーシングによる生産性の向上など、間接材調達・運用に要するトータルコストの削減につなげる。
新サービスの外部カタログ連携は、企業の間接材発注業務を一元化するもので、ビズネットがユーザー指定のオフィス用品を除く専門物品販売Webサイトと直接契約し、システムを連携することでユーザーの発注を一本化する。IDやパスワードの入力はBiznetのWebサイトにログインする際の1回で済むため、わずらわしさを解消し、購買業務の効率化を図ることができる。
今回連携を開始するのは、機械工具・補修材・梱包材などを取り扱う工具サプライヤー「トラスコ中山」で、Biznetで取り扱う文具・オフィス用品などを中心とした約2万アイテムと合わせて、約17万アイテムに商材が拡大。11月からサービス提供を開始する。同社は「今後、提携サプライヤーを拡大することにより、取扱い商材の拡大を図っていく」としている。
循環物流サービスは、従来の配送機能に戻り便を有効活用した回収機能を加え、双方向物流を実施。「ユニフォームメンテナンスサービス」「機密文書リサイクルサービス」「コピーペーパー棚入れサービス」の3つの新たなサービスをメニューに追加する。札幌・仙台・名古屋・大阪・広島の5都市で、テスト導入を経て11月から本格スタート。東京・福岡では2011年5月からサービスを開始する。
また、循環物流サービスのスタートに伴い、「機密文書リサイクルサービス」と「コピーペーパー棚入れサービス」を22日から、「ユニフォームメンテナンスサービス」を来年2月から開始する。
