調査・データ国土交通省は5日、新東名高速道路で実施する予定の自動運転トラックの公道走行の実証実験に先立ち、車両の自動発着システムや遠隔監視機能などの技術検証を開始すると発表した。検証は自動運転に必要な機能について、それぞれ順次進められ、来年度はサービスエリアでの発車から本線の合流・車線変更、目的地点への駐車までを、より実際の走行に近い形で検証する。
実証実験は、豊田通商、先進モビリティ、日本工営、みずほリサーチ&テクノロジーズの4社が国の委託を受けて、新東名高速道の駿河湾沼津サービスエリア(SA)-浜松SA間で実施。深夜時間帯に自動運転車優先レーンを設定して、自動運転車を走行させる。実験には、いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスの商用車メーカー4社も参加する。
今回の検証は、来年度の公道走行実証を前に、自動運転に使われる技術を一つずつ確認するために実施する。具体的には、自動で発車や駐車を行う自動発着システムや、緊急時に停止するための制動機能、道路周辺に設置されている路側機器から発信される故障車や落下物情報などの受信機能、自動運転車の本線合流を支援する情報提供システムなどを確認、検証していく。
来年度、同区間での自動運転走行の実証実験を行った後は、自動運転車優先レーンを活用した実証実験に取り組む予定になっている。
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