ジェイテクト、中国・無錫市の2工場を移転

拠点・施設ジェイテクトは5月30日、同社グループの中国軸受製造会社「無錫光洋軸承」（WKB）と「光洋滾針軸承（無錫）」（KNBW）の拠点が無錫市の再開発対象地域となったため、近隣の胡埭（フータイ）工業園へ移転したと発表した。

工場移転に伴い、WKB、KNBWは設備の更新、生産ラインの見直しとともに、生産性と品質の向上を図る。

WKBでは、今回の移転で主力製品の小型玉軸受の生産設備を一部更新。物流面でも、ラインやストアの集約により、工場内の物流効率を高めた。また、高度排水処理装置を設置するなど環境面に配慮した工場となった。

KNBWは、これまで海外生産品を輸入していたロッカーアームの生産ラインを新設し、現地生産体制を構築。生産設備の更新、能増により、生産性向上や品質の向上を図った。今後は、現地生産比率を増やし、2014年に現地生産量を3倍に引き上げる。