調査・データスーパーチェーンのオークワ(和歌山市)とトヨタカローラ和歌山(同)、トヨタ・コニック・プロ(東京都千代田区)の3社は11日、和歌山市地区社会福祉協議会と共同で、移動スーパーの実証実験を行うと発表した。2025年春の事業化を目指す。
これまでの移動スーパーは各企業が単体で行うことが多かったが、複数の地元企業と社会福祉協議会が連携することで、持続可能な移動スーパーを展開するとともに、地域の新しいコミュニティづくりを目指す。
移動スーパーに向けて、タウンエースを改造した移動スーパー専用車も開発した。通常の軽トラック用BOXに比べ1.5倍以上の容積を持つ専用BOXを登載し、400リットルの冷蔵ショーケースもある。また、ポータブルバッテリーを備えて電力供給時のアイドリングを不要にし、車両の燃費も向上させた。
実証実験は11月22日に、和歌山市の有功地区で実施する。自治会館や福祉施設など5か所を回って食品や日用品を販売して販売方法やニーズなどを検証する。その結果を受けて、来年春の事業化に向けて検討を進める予定で、販売スタッフは定年退職者を想定している。また、ほかの事業者に対する専用車のリースやレンタルも行う。
3社では「地域共創型で地域の課題を解決し、QOL(幸福度)向上と雇用創出に貢献していく」としている。
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