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日本金属工業、ステンレス精密圧延品の海外拡販で合弁

2010年11月18日 (木)

産業・一般日本金属工業は18日、伊藤忠丸紅鉄鋼、結進材料科技股フン有限公司と3社共同でステンレス精密圧延品を販売する合弁会社を設立すると発表した。

 

台湾に本社、工場を置く結進は、日本金属工業が拡販を目指す精密圧延品の製造に必要な設備、技術を備え、中国・アジア地域への販売拠点としての立地条件も優れていることから、同社との提携による事業展開が最適と判断した。また、同社の主要取引先である伊藤忠丸紅鉄鋼の海外ネットワークについても、合弁会社の仕入・販売に欠かせないとしている。

 

同社は、今年度を初年度とする中期経営計画で、精密圧延品の販売を月2000トンに拡大する目標を掲げているが、目標達成には新たに設備投資が必要になることから、需要拡大が期待される中国・アジア新興国への拡販を視野に、海外メーカーとの提携を検討していた。

 

合弁会社は台湾の台南県永康市に本社を置き、日本金属工業の製材を中心にステンレス鋼母材を仕入れ、結進で圧延加工された製品を販売する計画。出資比率は結進が36.5%、伊藤忠丸紅鉄鋼14.9%、日本金属工業48.6%。12月に設立する。