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住友商事、マレーシアの合金鉄製造へ出資検討

2013年6月20日 (木)

産業・一般住友商事は20日、南アフリカの鉄鉱石・マンガン資源会社アソマン社と台湾のチャイナスチール社の3社で、マレーシア・サラワク州のマンガン系合金鉄製造事業へ出資参画する方向で本格協議に入ったと発表した。

3社が出資参画を検討しているのは、水力発電を中心とした安価で安定的な電力供給が見込めるサラワク州で、マンガン系合金鉄を年間16万9000トン製造し、アジアを中心とする周辺国に販売する事業で、2014年前半に建設着工し、16年の完工、生産開始を目指している。

マンガン鉱石は、既に南アフリカで同鉱石や合金鉄を生産、販売しているアソマン社が供給し、チャイナスチール社がマンガン系合金を年間3万トン引き受け、住友商事が全体の調整役として、特定地域への販売を行う。

マンガン系合金鉄は主に鉄鋼製品の強度や靱性、耐摩耗性を高めるための添加金属として用いられ、アジアの経済発展とともに需要が中長期的に高まると判断した。