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住友商事、中国のトレーラーメーカーに12億円出資

2016年1月12日 (火)

荷主住友商事は、世界最大のトレーラーメーカー「中集車両集団」(CIMC車両)が実施する増資を引き受け、12億円を出資する合弁契約書を締結した。

CIMC車両は、中国・米国・欧州・豪州などでセミトレーラーなどの架装車両を製造・販売しており、2015年度は12万台以上のセミトレーラー販売台数を見込むなど、世界で10%のシェアを占める。東南アジア・中東・アフリカなど新興国でのシェア拡大に注力している。

今回の出資を機に、住友商事は新興国の経済成長に伴う物流需要の増大をにらみながら、架装車両の販売拡大に取り組む。販売事業だけでなく、自動車部品製造や自動車金融事業の知見を活かしたビジネスも検討する。

住友商事は、CIMC車両の親会社で世界最大のコンテナメーカー「中国国際海運集装箱集団」の製品を90年代から日本国内向けに輸入・販売し、鋼材などの素材を同社へ販売・供給してきた。