ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

関東のトラック行政処分件数、12年度は7.9%減少

2013年6月20日 (木)

ロジスティクス関東運輸局が19日公表した、貨物自動車運送事業者に対する2012年度の行政処分件数は490件で、11年度に比べて7.9%減少した。

監査の実施件数は1173件で1171件だった11年度とほぼ同数となったが、許可取消し処分件数は15件から43件へと急増。ただ、このうち42件は所在不明によるもので、実質的な処分は1件と減少した。

また、事業停止処分は22件で11年度の60件から3分の1近くまで減少。車両の使用停止処分は422件から377件へ、延使用停止日車数も4万3658日車から3万2155日車へと減少した。

こうした推移について、当局関係者は「行政処分の基準や罰則強化が浸透して減少したのであれば良い傾向だが、11年度は重点監査などで件数が大幅に膨らんだ年で、12年度は10年度までの傾向に戻ったという印象だ」と述べ、これまでの処分基準や罰則の強化が必ずしも違反抑制につながっていないとの見方を示した。