認証・表彰国土交通省が6日に発表した「物流パートナーシップ優良事業者表彰」で、在庫型・3温度帯対応の物流センターの構築でサプライチェーンの効率化や環境負荷の低減を実現したロジスティード(東京都中央区)など4社が物流構造改革表彰に選ばれた。
受賞したのは同社と子会社のロジスティード西日本(大阪市此花区)、スーパーマーケットチェーンの成城石井(横浜市西区)、同社子会社の東京ヨーロッパ貿易(同)、食品輸入のnakato(東京都港区)の5社。
ロジスティードとロジスティード西日本は大阪市西淀川区に西日本の拠点となる新たな物流センターを建設し。成城石井はテナントとして入居した。
これまで成城石井は、輸入品を含めて商品は全て関東の物流センターに集約し、関西への店舗へは、横持ち輸送していた。関西には通過型の物流センターしかなく、青果チルド品のみ扱っていた。
しかし、青果チルド品を含めて、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯を管理できる在庫管理型の物流センターを関西に新設することで、関西店舗への配送ルートを1本化でき、関東からの横持ち輸送も月460運行から月385運行に削減できた。また、デジタル化も進めて、荷待ち・荷受け時間の短縮も可能になった。
こうした効果によって、トラックの運行数は年間1644時間、運行時間も9900時間削減できる見通しで、CO2の排出量は年間387.2トン、削減率14%が見込まれる。
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