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住友金属工業、特殊鋼の二次加工を強化

2010年11月26日 (金)

荷主住友金属工業は26日、同社グループで特殊鋼棒鋼・線材分野を担う住友金属小倉が、小木曽工業などから富士シヤフトの株式を取得することで合意したと発表した。富士シヤフトを住金小倉の子会社とし、2011年2月1日に住金小倉の子会社である住金精鋼と富士シヤフトを合併する計画。

 

住金精鋼は合併により、特殊鋼二次加工分野の製造拠点を全国的に展開することとなり、10月に完成した住金小倉の製鋼プロセス革新投資とあわせて、品質・納期対応力を向上させる。

 

住金精鋼と富士シヤフトはともに特殊鋼二次加工メーカーで、主に自動車向け構造用部品の素材となる冷間鍛造用鋼線(CHQ2鋼線)を製造している。今回の合併で従来の住金精鋼の大阪府、福岡県の拠点に富士シヤフトの静岡県が加わり、国内各地で短納期ニーズに応えることが可能になる。