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UDトラックス、新興国向け大型トラックを来月発表

2013年7月9日 (火)

荷主UDトラックスは8月26日、アジアを中心とする新興国向けに開発した大型トラック「クエスター」をバンコクで発表する。13年後半からアジアの主要マーケットで発売開始する。

クエスターは、新興国市場で長距離輸送や建設現場、鉱山開発などの幅広い分野に対応。同社はクエスターによって、(1)日本のモノづくりと顧客へのサービス(2)ボルボ・グループのグローバルな知見とスケールメリット(3)現地生産・調達によるコスト効率や個別ニーズへの対応――といった3要素を組み合わせ「新しい基準を確立する」としている。

クエスター用の生産設備は現在、タイ、インド、中国で建設中で、同社の松尾泰造・プロダクトマネジメント・バイスプレジデントは「新型トラックでは共通プラットフォームをベースに、新興国の多様なニーズに対応する幅広い車種を競争力のある価格で提供する。こうした試みは日本のトラックブランドとして初めてとなるだろう」と話している。

同社はクエスターの発売と同時に、幅広いカスタマー・サービスとサポート・パッケージを提供する方針で、戦略的に配備した直営・地元の販売・サービス拠点などでは、顧客の事業費削減や燃費・稼働率向上への提案に向けて準備を進めている。