UDトラックス、新興国向け大型車を中国に投入

荷主UDトラックスはこのほど、新興国向け新大型トラック「クエスター」を中国に投入すると発表した。親会社のボルボ・グル―プと東風汽車集団の合弁会社「東沃汽車」が10日、杭州で発表した。中国市場向けに現地製造・販売する。

同社は8月に新興国向けモデルとしてクエスターをタイ・バンコクで発表しており、同モデルを中国市場にも投入するもの。同市場で拡大している国産上級モデルなどのセグメントをターゲットにする。

東沃汽車が製造・販売を担い、長距離輸送、市内配送、危険物運搬、建設現場、公益事業などの用途に対応するため、4×2、6×2、6×4、8×4のリジッド、トラクターと幅広い車種を取り揃えた。

タイ、インドネシア、マレーシアで投入しているクエスターと同じ大型プラットフォームを使用して開発。中国市場のニーズを満たすため、東沃汽車が同国内で調達、製造、販売する。

杭州にある東沃汽車の工場の年産能力は5000台（2014年）で、今回のクエスターは14年第2四半期の納入を目指す。