財務・人事Terra Drone(テラドローン)が16日に発表した2025年1月期第3四半期決算は、売上高が31億1800万円、営業損益が4億500万円の赤字、最終損益が2億7200万円の赤字だった。
ドローンソリューションセグメントでは、測量、点検、農業分野すべての分野で堅調に成長。特に、23年に新規設立された連結子会社テラドローン・アラビア・フォー・ドローンズ(サウジアラビア)では、サウドコンサルトなど大型顧客との継続的な取引に加え、トレードショーや展示会を通じた潜在顧客に対するアプローチなどを行い好調だった。
運航管理セグメントでは、経済産業省によるグローバルサウスとの連携強化を支援するための補助金採択を受け、インドネシアにおけるドローン利活用の増加を見据えたUTM(運航管理システム)事業の展開に向けた活動が進行中で、FAA(米連邦航空局)やNAV CANADAなどの各国の航空管制サービスプロバイダーとの連携を通じて、グローバル規模でのUTM事業の展開を進めている。
通期業績予想については直近と変わらず、売上高が前年比39.1%増の41億2200万円、営業損益が同6億6900万円の赤字、最終損益は4億6000万円の赤字と据え置いた。
インドネシア、マレーシア、サウジアラビアでの事業が本格的に稼働が開始することによる人件費の増加や投資損失、上場に関連する一時的な費用として損失を見込んでいる。
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