財務・人事Terra Droneが16日発表した、2026年1月期第1四半期決算によると、売上高は9億4800万円、営業利益は2億8300万円の損失、最終利益は1億4900万円の損失。なお前年同期は未上場のため四半期連結財務諸表を作成していない。
ドローンソリューションセグメントの売上高は8億8600万円、セグメント損失は1億2000万円だった。測量事業は、国内およびサウジアラビアにおける案件が順調に進捗したことに加え、3月に連結子会社化したTerra DX Solutionsを通じて災害復旧関連事業への参入も進めており成長を見込む。点検事業は主力の点検サービスが堅調に推移したことに加え、自社開発の屋内点検用国産ドローン「Terra Xross 1」について米国主要代理店との販売契約を締結した。 農業事業はインドネシアにおいて農薬散布の対象となる害虫の発生件数が前年に比べ減少した影響により、前年同期比で低調に推移した。
運航管理セグメントの売上高は6100万円、セグメント損失は1億6200万円だった。経済産業省による「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」で2件のプロジェクトが採択され、中東地域におけるUTMの実証実験や活用調査を進めていく予定。 また子会社のUniflyでは4月に欧州を中心にドローンの規制・安全・飛行前の許可承認の取得に関するアドバイザリー業務を行うEuroUSC Italiaを連結子会社化した。これによりドローン飛行における運航前のリスク評価から運航管理までを一気通貫で支援する統合プラットフォームの構築を目指す。
通期業績予想は、売上高が前年比19.6%増の53億300万円、営業利益は6億1000万円の損失、最終利益は3億9200万円と据え置いた。
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