TPR、日本ピストンリングとの合弁解消、持分売却

荷主TPRは26日、日本ピストンリングと合弁で運営しているインドネシアのピストンリング製造会社「NTピストンリング・インドネシア社」の合弁を解消し、自社の持分（50％）を日本ピストンリングに売却すると発表した。

TPRと日本ピストンリングは、日系自動車メーカーの東南アジア進出に伴う自動車エンジン用ピストンリングの現地調達ニーズに対応するため、2000年12月に合弁会社を設立。

これまで操業の効率化などに取り組んできたが、多様化する顧客ニーズに両社が独立した事業形態で素早く対応するとの目的で、11年12月に合弁解消の基本合意を取り交わし、具体的な協議を重ねた結果、TPRが持分を日本ピストンリングに譲渡することとなった。

売却額は1570万米ドルで、今月末に引き渡す。