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国交省、11月からトラック運送業に共同点呼導入、許可条件にGマーク取得

2013年7月30日 (火)

行政・団体国土交通省は30日、トラック運送業に受委託点呼(共同点呼)を導入すると発表した。11月1日から「受託営業所」を管轄する運輸支局を経由して地方運輸局に許可申請し、許可を得た段階で共同点呼が可能になる。

中小のトラック運送事業者で、深夜・早朝時間帯での点呼のための運行管理者などの確保が大きな負担となっているため、輸送の安全確保を前提として点呼の受委託制度を導入することにしたもの。

流通業務団地などトラック運送事業者が多く集まる地区での活用や、共同輸配送などと併せて実施するなど、共同化を通じたトラック運送事業の経営環境改善が期待される。

受託側営業所はGマーク(安全認定)を取得している必要があり、委託側営業所はGマークを取得しているか、過去3年間に重大事故を引き起こしておらず、点呼実施違反の行政処分を受けていないことが条件となっている。

また、委託営業所は受託営業所に対し、あらかじめ通常の運転者の健康状態や自動車の点検整備状況が分かる書類を提出するとともに、運転手は受委託点呼の実施時に前日からの休息期間など、労働時間が分かる書類を点呼実施者に呈示しなければならない。

受委託点呼(共同点呼)の概要

受委託点呼(共同点呼)の概要

■詳細は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001005914.pdf