調査・データ日本酒造組合中央会(東京都港区)は7日、2024年度の日本酒輸出実績が金額434億7000万円(昨対比105.8%)、数量3.1万キロリットル(同106.4%)に達したと発表した。アメリカ、韓国、フランスなどで輸出額が過去最高を記録し、輸出先国は過去最高の80か国に拡大した。
中国が輸出金額1位(116億8000万円)を維持したものの、景気後退による高級日本食レストランでの需要減少により昨対比93.7%と落ち込んだ。一方、アメリカでは流通の正常化と現地小売店での販売拡大により、金額は114億4000万円(同125.9%)、数量は8003キロリットル(同123.1%)と大幅に増加した。韓国でも輸出額37.5億円、数量4895キロリットルといずれも過去最高を更新した。
1リットルあたりの輸出金額は前年とほぼ横ばいの1400円で、高価格帯の日本酒需要が続く。欧州各国や東南アジアでも輸出増加が見込まれ、同会は地域ごとの特性に応じた市場開拓を進める方針を示した。
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