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ヘッドマウントディスプレイを利用

キングジムなど4社、物流ソリューションで実証実験

2013年9月12日 (木)

調査・データキングジム(東京都千代田区)は11日、トーヨーカネツソリューションズ、国際航業、セイコーエプソンと四社共同で、倉庫や物流センターなどの物流施設で作業者がヘッドマウントディスプレイを装着してディスプレイ上に表示される案内画面に従いながらピッキングや仕分けなどの作業ができる、ナビゲーションスタイルの物流ソリューションの実証実験を、トーヨーカネツソリューションズの千葉事業所で実施した、と発表した。

ヘッドマウントディスプレイを利用した物流ソリューションのイメージ

ヘッドマウントディスプレイを利用した物流ソリューションのイメージ

このシステムは、トーヨーカネツソリューションズが物流現場で培った作業ノウハウを、国際航業が屋内測位技術とAR(拡張現実)ナビゲーション技術を、セイコーエプソンがヘッドマウントディスプレイと慣性計測ユニット(IMU)技術の組み合わせによって実現する物流ソリューション。

同社は、ラベルプリンター「テプラ」Grandと専用ラベルソフトで、ヘッドマウントディスプレイの読取りに最適なARマーカーラベルを印刷できる環境を提供する。オフィス機器の使い勝手の良さを、物流ソリューションにも展開し、協業各社との連携を強化していく。

トーヨーカネツソリューションズは、物流・流通分野でのシステム構築ノウハウ、運用システム設計、試験環境を整えた施設を提供した。今後、実験結果を基に顧客の課題を解決するため新しいソリューション製品として開発を進める。

実証実験の内容は9月25-27日に東京ビッグサイトで開催される「第15回自動認識総合展」のテーマコーナー(トーヨーカネツソリューションズ展示)で体験できる。