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伊藤忠商事、ベトナムでバイオエタノール生産事業に参画

2010年12月6日 (月)

国際伊藤忠商事は6日、ベトナム国営石油・ガス総公社ペトロベトナムグループのペトロベトナムオイル社などと共同で、ベトナム南部ビンフォック省での燃料用バイオエタノール生産事業に参画すると発表した。伊藤忠商事としてはブラジル、フィリピンに続くバイオエタノール製造事業への参画となる。

 

伊藤忠商事はプロジェクト運営会社のオリエントバイオフューエルズ社に共同出資し、プロジェクトとして現地で栽培が盛んなキャッサバを原料としたバイオエタノールを、2012年4月から商業生産を開始、年産約10万キロリットルの生産体制を目指す。

 

また、オリエントバイオフューエルズ社で生産されるバイオエタノールは、ペトロベトナムオイル社が傘下のガソリンスタンドなどを通じて市場に販売する見込み。

 

現在、ベトナム商工省が燃料エタノール導入に関する法制度の策定、同省傘下のペトロベトナムが具体的施策・案件を推進中で、8月からペトロベトナムオイル社は国内5都市でエタノール5%混合ガソリンの販売を開始している。ベトナムは人口約8600万人と潜在需要高く、国内産のガソリン代替燃料として今後エタノール混合ガソリンの生産・供給の促進が期待されている。