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アズビル、中国で気体流量計を現地生産

2013年9月25日 (水)

荷主アズビル(東京都千代田区)は25日、中国・大連のグループ会社「アズビル機器(大連)」が中国計量法に適合したマイクロフロー式気体流量計の生産許可を取得し、同国市場向けに6機種の生産を開始すると発表した。

同社は中国で気体流量計の現地生産・販売を行うことについて「グローバルでの最適なロジスティックと地域特性に合わせた製品提供を実現するもの」と説明している。

これまでマイクロフロー式気体流量計を中国で販売する場合は、日本で生産した製品を中国に輸出し、現地で中国計量法による検定を受けていたため、検定が完了するまで数週間が必要で、結果的に納品に時間がかかっていた。

そこで、アズビル機器(大連)が流量計の校正設備を構築し、中国計量法による生産許可を取得。これによって、中国の計量法に適応した製品の生産と出荷が可能になり、同国の顧客に短納期・低価格で提供できるようになった。

販売を担当するアズビルコントロールソリューション(上海)では、中国で生産を開始したことにより、気体流量計全体の販売を初年度で倍増、2年間で3倍増と見込んでいる。