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総合トラック、中高年雇用でドライバー人材を確保

2025年3月21日 (金)

ロジスティクス長尺ものなどの特殊鋼材混載輸送サービス「メタル便」を運営する総合トラック(千葉県浦安市)は、本誌のインタビューに対し会社拡大の方針や人事戦略について独自の考えを示した。

▲総合トラックの梶大吉社長

同社の梶大吉社長は、「会社を無闇に拡大させるつもりはない」と規模拡大についての基本姿勢を示し、「規模の拡大よりも、ニッチ市場におけるサービスの品質向上を追求していくことが重要だ」との方針を示した。成長のために拠点を無理に増やすのではなく、サービスの専門性と品質を維持することを最優先するという。

人事・採用面については、高齢者の積極的な採用に成功の鍵を見出している。「当社では、若い世代に限らず、40代から60代の人材を積極的に採用。特に、他業界でリストラされた経験を持つ人材が運送業界において意欲的に働き、定着率も高い。彼らは人生経験が豊富で、真面目かつ忠実に業務を遂行してくれています」と述べ、高齢者採用の利点を強調した。

▲荷さばき場には2基のクレーンがあり、身体的な負荷をかけずに仕事ができ、シルバー世代のドライバーも多い

同社が扱うのは鋼材という重量物だが、「積み下ろしは全てクレーン。重いものを自分で持ち上げるわけではないので、シルバー世代も長く在籍してもらえている」と離職率の低さを強調した。

人材に関しては特定技能の外国人ドライバー雇用も視野に入れている。しかし、「ベトナム人をはじめとした外国人ドライバーの採用も検討しているが、コストや教育面など課題も多く、慎重に進めている」との現状も明らかにした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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