日通、ベトナム・ハイフォン港に車両基地開設

ロジスティクス日本通運は2日、ベトナム現地法人のベトナム日本通運がハイフォン港湾地区で新たな車両基地「ハイフォン・トラックコントロールセンター」（ハイフォンTCC）を7月に開設し、オペレーションを開始したと発表した。

ハイフォン地区への集配はこれまで、ハノイ地区の車両基点を基地として行ってきたが、ハノイとハイフォンを結ぶ幹線道路が慢性的な混雑状態にあり、輸送の定時性確保や車両回転率の向上の阻害要因となっていた。

ハイフォンTCCの稼働に伴い、配送基地をハノイと合わせた2拠点体制とすることで配送エリアを細分化し、コンテナの引き取り時間や貨物搬出入の所要時間を短縮できるようになった。

さらに、新拠点ではGPSによる全車両の位置情報を24時間態勢で管理し、最適な運行ルートの選択や交通渋滞、事故による遅延へ素早く対応できるようにした。

拠点の駐車スペースは5000平方メートルで、トレーラーなど大型車両50台を収容できる。