郵船ロジ、カンボジア現地法人が11月稼働

ロジスティクス郵船ロジスティクスは11月1日、カンボジアに設立した現地法人「郵船ロジスティクス・カンボジア社」が営業を開始すると発表した。

同社のカンボジア展開は、2011年にプノンペン駐在事務所を開設後、現地パートナーを通じて拡大。取扱物量は、海上貨物が前年比3割増、航空貨物も堅調に増加し、カンボジアから日本へ海上輸送されるコンテナ貨物の同社シェアは3割に上っている。

こうした堅調な輸送需要を背景として、9月5日付で現地法人を設立したもので、既に、日系・欧米系大手リテーラー向けのカンボジア発衣料品の調達物流、業界に先駆けて開始したカンボジア発自営の小口混載貨物輸送（LCLサービス）などを展開している。

現在は、南部経済回廊を利用した「タイ-カンボジア-ベトナム」の越境トラック輸送網を強化中で、既存の常温輸送に加え、今後は冷蔵・冷凍輸送サービスの構築に向けて整備を急ぐ。