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日本郵船、初の女性機関長が就任

2025年4月2日 (水)

▲女性機関長に登用した矢野美希氏(出所:日本郵船)

財務・人事日本郵船は1日、矢野美希一等機関士を同社初の女性機関長に登用した。この人事は、海運業界での女性管理職の登用を促進する取り組みの一環として注目を集めている。

2011年の入社以来、矢野機関長は液化天然ガス(LNG)船や大型自動車運搬船で実務経験を積んだ。機関部門での専門知識を着実に蓄積してきた。海上での業務は、主機関や補機器の運転・保守管理をはじめ、燃料管理、環境対策設備の運用など多岐にわたる。また、陸上勤務時には客船運航のサポート業務や乗組員の教育訓練プログラムの策定に携わるなど、幅広い実績を持つ。

同社は04年から女性の海上職採用を本格化し、積極的な人材育成プログラムを展開してきた。現在、33人の女性社員が世界各地の船舶で航海士や機関士として重要な役割を担い、活躍している。矢野機関長は「技術と知識の習得に励み、乗組員との円滑なコミュニケーションを図りながら、船舶の安全運航と効率的な機関部門の管理を実現する、信頼される機関長になりたい」と抱負を語った。また「後進の育成にも注力し、より多くの女性が海上職を目指すきっかけとなれれば」と付け加えた。女性の海上職登用は、海運業界全体の人材確保と組織の活性化に寄与する重要な施策として期待がかかる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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