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出光興産、北海道製油所の入出荷機能を強化

2013年10月9日 (水)

ロジスティクス出光興産は8日、徳山製油所の原油処理機能を2014年3月末に停止し、3製油所体制に移行すると発表した。

14年4月以降、同社の北海道製油所を道内の主要供給拠点に位置づけることから、北日本地区の安定供給体制と災害時のBCP対応を図るため、同製油所の石油製品入出荷機能を強化するもの。

具体的には、(1)製油所構内の陸上出荷設備の新設、改造(2)海上入出荷設備の改造(3)貯油設備(製品タンク大型化など)の改造(4)隣接する苫小牧埠頭苫小牧ターミナル間の配管新設――などを実施する。14年2月末の完工を目指す。

今回の機能強化で、陸上出荷能力を4割増強するほか、製品貯油能力や海上入出荷機能も充実させる。また、配管新設で製油所と苫小牧埠頭苫小牧ターミナルとの間で灯油を移送できるようにし、両基地を生かした運用が可能になる。これらの工事で北日本地区の安定供給体制の強化につなげ、災害発生時の供給手段の多様化を図る。