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館内配送の自動化実証実験、大和物流とQBIT

2025年4月8日 (火)

▲実証実験の様子(出所:QBIT Robotics)

調査・データサービスロボットシステムの開発を手掛けるQBIT Robotics(キュービット・ロボティクス、東京都千代田区)は8日、大和物流(大阪市西区)と共同で、商業施設「iias(イーアス)高尾)」(東京都八王子市)で、配送ロボット「DR2」を用いた館内物流業務の実証実験を実施したと発表した。

大和物流はiias高尾内で、入居しているテナントへの荷物の配送や集荷を一括して行う館内物流業務を請け負っている。今後予想される人手不足に対応するため、配送ロボットの導入を検討しており、営業時間でのロボット運用の安全性を確認し、課題を洗い出すため、実証実験を行った。

使用したDR2は、QBIT Roboticsが開発したロボットシステムが搭載されており、高さ103センチ、幅53センチ。複数のセンサーで人や物を認識し、停止したり回避したりしながら自走する。

実証実験は1月28日から30日まで、施設1階フロアで行われた。荷さばき場からバックヤード、館内共用部を通って3店舗へ小型荷物を配送したほか、インフォメーションカウンターからバックヤードなどを通って防災センターまで拾得物を届けた。

人が近づくと音や光を発する装置をロボットに装着したことから、来館者とのトラブルや非常停止などは発生せず、安全が確認できた。また、バックヤードから出入りする際のドアの開閉や、売り場への配送などに課題が見つかったが、ロボットのカスタマイズや店舗内のレイアウト見直しで対応できることがわかった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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