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館内物流バックヤードに自動配送ロボ、SG系が実証

2023年7月10日 (月)

▲自律走行型配送ロボット「DR1」(出所:ワールドサプライ)

サービス・商品SGホールディングスグループで館内物流を手がけるワールドサプライ(東京都江東区)は10日、飲食店の配膳業務などに自動ロボットを導入しているQBIT Robotics(キュービット・ロボティクス、中野区)と協力し、ワールドサプライが館内配送業務を受託する阪急うめだ本店のバックヤードで、キュービットの自律走行型配送ロボット「DR1」によるメール便配送の実証実験を行ったと発表した。

ワールドサプライは商業施設内の各売り場やバックヤードの事務所まで商品や書類を配送するサービスを展開している。今回の実証では、通路の幅が狭く、施設スタッフの往来によって混み合うバックヤードで、DR1が安全に走行しメール便を目的地まで配達できるのかを検証。実証では予定した配送コースを接触などもなく、バックヤードで店舗スタッフが通常業務をするなかで配送を行ったという。

ロボットに内蔵されたセンサーに、届け先の事務所の停止位置や減速箇所などを事前にマッピングしておき、メール便の入ったバッグを各フロアでロボットに積み込み、各事務所へ配送。事務所スタッフは到着したロボットからショートメッセージを受信し、ロボット上部のタッチパネルを操作してメール便の入ったバッグを受け取った。

ワールドサプライとキュービット・ロボティクスは、SGホールディングスの経営資源と外部企業のアイデアや技術を掛け合わせたオープンイノベーションプログラム「SG HOLDINGS HIKYAKU LABO」でのパートナーとして今回の取り組みを進めており、両社は今回の実験結果をもとに店舗支援サービスのさらなる拡大に努めるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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