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日本郵船、マースク社と環境技術で提携

2010年6月11日 (金)

ロジスティクス日本郵船は10日、船舶による環境負荷を低減させるため、デンマークのA.P.モラー・マースク社と提携し、環境対応関連の技術開発について技術交流を行うと発表した。二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物などの大気汚染物質削減のより費用効果の高い解決や効率的な実施を目指す。また、技術的解決や危機管理の観点から、ノルウェー船級協会デット・ノルスケ・ベリタス社(DNV)とも情報共有を行う。

 

提携では、3社がそれぞれ取り組んできた環境対応関連の技術を共有し、共同で新技術の開発を進めることを検討する。当面は、(1)排熱回収システムや空気潤滑システムなどの燃費向上技術(3)低硫黄燃料油対応システムやバラスト水処理装置などの新しい環境対応装置への対応(3)将来の重油に代わる液化天然ガスや燃料電池などの燃料についての情報交換(4)超低負荷運転を含む運航面での温暖化ガス排出防止技術――について技術交流を行う。