SBSロジコム、横浜市に国際物流向け高機能拠点

ロジスティクスSBSホールディングス傘下のSBSロジコムは25日、横浜市磯子区の土地1万7000m²を取得すると発表した。同日、横浜市との間で、磯子区杉田5丁目の土地を取得する契約を結び、11月中に引き渡しを受ける見通しとなった。同社はこの用地に新たな物流センターを建設する計画で、2014年に着工、15年中の竣工を目指す。

取得した用地は、市が横浜港の物流高度化・拠点化を進めるために公募型指名競争入札を6月から9月まで行っていたもので、9月19日に行われた入札でSBSロジコムが19億1900万円で落札した。

同社は、ここに国際物流を核とする1万坪規模の高機能物流センターを建設する方向で検討しており、早期に施設の運用方法を含めた具体的な計画を詰め、来夏には建設工事に着手する方針。15年春から秋にかけて完成させる考えで、投資総額は土地取得費用を合わせて40-50億円を見込んでいる。

現地は国道357号線に面し、首都高速湾岸線杉田ICに隣接、JR根岸線・シーサイドライン新杉田駅から徒歩5分と、物流、通勤ともに適した立地となっている。横浜港山下ふ頭や本牧ふ頭に近いことから、国際物流拠点として活用する。

■取得用地の概要
所在地：横浜市磯子区杉田五丁目2213番2
現況地目：宅地
面積：1万7150.96平方メートル（5200坪）
用途地域：工業地域（建ぺい率60％/容積率200％）
臨港地区：横浜港臨港地区・工業港区
用途指定：倉庫（危険品倉庫を除く）、倉庫に附属する事務所、流通業務施設
取得金額：19億円