M&ANIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は16日、バングラデシュの国内物流事業を手がけるコールドチェーン・バングラデシュ(CCBL)の株式を15日に20%取得したと発表した。グループ子会社のNX南アジア・オセアニアが取引主体となった。CCBLは国内10都市13拠点を持ち、保管配送・トラック輸送領域で物流サービスを展開し、温度調節対応商品も管理できる体制を整えている。

▲CCBL出資者のAhmed Rajeeb Samdani氏(左)とNX南アジア・オセアニア社長の小林克人氏(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)
NXHDは2012年からバングラデシュで事業を運営している。主にアパレル製品の国際フォワーディング業務で事業拡大を進めてきた。バングラデシュの国内物流事業を強化し、内需拡大に対応する戦略の一環として今回、株式を取得した。CCBLの有する国内ネットワークとアセットを活用し、同グループは国内ロジスティクス事業の底上げを目指す。
CCBLは国内の販売物流分野に強みがある。代表取温度調節機能付き13拠点と50台の車両で、保管配送や国内トラック輸送、付加価値業務を幅広く手がけている。今回の取引を通じて、成長するバングラデシュ内需に対応し、新たな物流機会を獲得する狙いがある。
NXグループは今回の協働で、フォワーディングを含むグローバルロジスティクスネットワークを最大限に活用する構えだ。顧客のサプライチェーンに対するエンド・ツー・エンドソリューション提供の強化を進める。今後はグループ顧客やステークホルダーの価値創造を後押しするという。
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