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倉庫のリニューアル工事が21.9%増加、12年度下期

2013年10月31日 (木)

ロジスティクス国土交通省が10月31日にまとめた、2012年度下期分の建築物リフォーム・リニューアル調査報告によると、建築事業者が元請けとして受注した金額のうち、「倉庫・流通施設」は578億円で、11年度下期に比べて21.9%増加したことが分かった。12年度全体では1360億円で17.6%増となった。

また、「生産施設」は12年度全体で23.6%減の5949億円となったが、上期が前年同期比で47.9%減と大きく落ち込んだのに対し、下期は15.5%増と増加した。

倉庫・流通施設で行われたリフォーム・リニューアル工事2万1677件のうち、最も多かったのは「劣化や壊れた部位の更新・修繕」で1万4453件、次いで「省エネルギー対策」が1397件、「防災・防犯・安全性向上」が688件となった。

リフォーム・リニューアル工事前後の用途を比較した統計(12年度下期)では、倉庫→倉庫が11年度下期に比べて4.7%減少。倉庫から別用途への工事で最も件数が多かったのは住宅で623件(50.9%増)となり、「その他」が141件(2.1倍増)、生産施設が111件で2.7倍増と、生産施設への転用工事の増加率が高かった。

逆に、倉庫への転用工事は生産施設からのものが277件で最も多く、店舗からの工事も63件あった。これにより、倉庫と生産施設を比較した場合、「倉庫からの転用」を「倉庫への転用」が166件上回ったこととなる。