サービス・商品楽天ドローン(東京都世田谷区)と楽天インシュアランスプランニング(港区)は21日、ドローン関連サービスの利用者を対象とした「楽天ドローン保険」の発売を開始したと発表した。
保険は東京海上日動火災保険を引受保険会社としており、「楽天ドローンアカデミー」卒業生と「楽天ドローンゲートウェイ」登録者が対象となる。
保険には、ドローンの機体(付属品を含む)の損傷リスクに対応する機体補償と、ドローンの使用に起因して発生した対人・対物の賠償責任補償があり、両方またはいずれかに加入できる。機体補償は加入条件に適合していれば、メーカーは問わない。カメラなどの付属品の損傷やデータ復旧費用も補償対象に含まれている。賠償責任補償は保険対象のドローンの所有、使用、管理に起因する損害を補償する。
2023年12月に国土交通省が新設した「レベル3.5飛行」制度では、第三者賠償責任保険への加入が要件となるなどドローン保険の必要性が高まっていることから、両社は安心してドローンを活用できる環境を整備するため、ドローン向けの保険を開発した。
保険への加入希望者は、専用ウエブサイトから申し込むことができ、機体補償、賠償責任補償は、それぞれ3つのプランから補償内容に合わせて選択できる。補償は申し込み完了後、最短翌日から開始される。また、国土交通省航空局が管理するドローン情報基盤システム「DIPS」に対象の機体情報を登録している場合、情報の自動連携によって手続きを簡素化できる。
楽天ドローンは、ドローンパイロットの育成を目的とした「楽天ドローンアカデミー」やドローンパイロットと企業や個人のマッチングプラットフォーム「楽天ドローンゲートウェイ」の運営のほか、ドローンによる建物の外壁調査、太陽光パネルの点検、空撮など幅広くドローン関連のサービスを提供している。また、楽天インシュアランスプランニングは「楽天保険の総合窓口」を運営している。
両社は今後、ドローン保険の提供を含めた包括的なドローン関連サービスを提供していくとしている。
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