M&Aセンコーグループホールディングスとマルハニチロは26日、包括的業務提携契約を締結した、と発表した。両社が保有する物流拠点の相互活用や物流管理ノウハウの相互提供など物流分野での協業を進めるとともに、学童保育や介護、フィットネス事業での新商品・新サービスの開発など非物流領域でも協力体制を構築する。
物流領域では、物流インフラや物流ノウハウの相互活用のほかに、マルハニチロによるセンコーの保有する輸配送機能の共有やセンコーの人材派遣機能の活用や人材教育システムの共有、海外事業の共同での戦略推進などに取り組む。「物流以外」の領域では、各種施設や外食産業向けへの食材提供や商品・サービス開発、相互アセットの掛け合わせによる協業などを進める。
マルハニチロは産地からの水産物を市場で販売する荷受け事業を再編し、既存の物流事業をインフラ機能として位置付けて事業ポートフォリオから除外するといった構造改革に乗り出している。一方、センコーグループは子会社のランテックを通じて低温物流事業を強化しており、今回の業務提携を機にマルハニチロの物流子会社であるマルハニチロ物流を含めた再編に発展する可能性もありそうだ。
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