メディカルアルフレッサホールディングスは15日、グループ会社の四国アルフレッサ(香川県高松市)が香川県観音寺市に「四国物流センター」を新設し、10月14日から稼働を開始すると発表した。四国全域をカバーする新たな物流網の基幹拠点と位置付け、大規模災害時における医薬品の安定供給体制を強化する。
新センターは、敷地面積2万4870平方メートル、鉄骨造地上2階建てで、延床面積は1万3155平方メートル。医薬品や試薬など2万2000品目を取り扱う。四国4県を結ぶ主要幹線道路へのアクセスが良好な立地特性を生かし、エリア全域への迅速な商品供給を実現する。

▲四国物流センター(出所:アルフレッサホールディングス)
施設は医薬品の適正な流通基準であるGDPガイドラインに準拠している。医薬品の品質を保持するため、荷物の積み卸し場所にはドックシェルターを設け、厳格に温度を管理する。また、ICカードリーダーによる入退室管理システムを導入し、セキュリティーを強化した。BCP対応も万全を期した。建物には免震構造を採用し、大規模な地震の揺れを軽減する。非常用発電源を設置し、敷地内にはヘリポートも設置。災害時にも医薬品を安定して届けられる体制を構築した。効率化の取り組みとして、新たな物流プラットフォーム「NOVUMN」を導入。これにより、トレーサビリティーの向上と業務効率化を図る。環境面では、太陽光発電システムやLED照明を採用し、環境負荷の低減にも配慮した。
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