拠点・施設プロロジス(東京都千代田区)は、愛知県東海市の「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内で、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」をことし9月に着工し、2027年5月に完成すると発表した。

▲「プロロジスパーク東海2」(左側)、「プロロジスパーク東海1」(右側)(出所:プロロジス)
同区域内の隣接地に計画している「プロロジスパーク東海2」では、BTS型物流施設として開発する方針を示す。2施設とも入居企業の募集を進める。開発地は名鉄常滑線・太田川駅から徒歩8分、面積34.4ヘクタールの地区にある。伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線・東海ジャンクション(JCT)から4.3キロの距離に位置する。
西知多産業道路の整備が進行し、全線開通後には中部国際空港へのアクセスが20分になる見込み。新設予定の大田インターチェンジ(IC)や既存の加家ICからの近さも物流の利便性を向上させる。名古屋市中心部から15キロ、名古屋高速利用で30分と広域配送にも適している。伊勢湾岸道路から新東名高速道・新名神高速道を利用することで、東西への広域配送も可能な物流好適地だ。
区画整理区域にはカインズ(27年春から夏にオープン予定)、ショッピングモール、日本福祉大学の新キャンパス(27年4月開設予定)、マンション、ビジネスホテルなど複数企業・機能が集積する。プロロジスは土地区画整理組合や東海市と連携し、地域課題解決に取り組む。敷地内にはイベント利用可能な広場を計画し、周辺企業と地域活性化を図る。
プロロジスパーク東海1は7万2800平方メートルの敷地に地上4階建て、延床16万平方メートルの規模。ダブルランプウェイで各階へ大型車両が直接アクセスでき、敷地内は一方通行で車両動線を管理する。最大1フロアは1万坪、4階は最小区画800坪から分割可能とする。プロロジスパーク東海2は2万9300平方メートルの敷地、地上4階建て延床6万3700平方メートルで計画し、1階と3階にトラックバース、スロープで3階に大型車両のアクセスも考慮する。冷凍・冷蔵倉庫や重量物対応など顧客ニーズにも対応する。
両施設とも防災設備を備え、利便性と快適性向上を目指した環境づくりを進める。プロロジスは中部地方で5棟を開発し、愛知県内では「プロロジスパーク北名古屋」「プロロジスパーク春日井」も運営する。今後も物流施設の開発・運営を継続する意向を示した。
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