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日販、関西の在庫・受注窓口拠点を閉鎖、無在庫拠点へ

2010年6月11日 (金)

拠点・施設日本出版販売(日販)は11日、関西地区の在庫・受注窓口などを行う関西サービスセンター(大阪府摂津市)を10月29日に閉鎖すると発表した。

 

同センターは、2000年10月に日販関西支社の店売として、従来の西日本流通センターをリニューアルオープンしたもの。以降10年にわたって、関西地区の店売機能(在庫・受注窓口)・在京阪神出版社の窓口機能(仕入・受品・回送)を担ってきた。

 

日販ではFAシステム・SAシステムの強化を図り、注文処理の迅速化・品質向上に取り組んでおり、一昨年末には王子流通センターのリニューアル「王子NEXT」が完成、新刊センターやデータインセンター、新ソーターであるBCSなどを導入した。また、昨年末には新しい客注品の取り寄せサービス「本の超特Q!QuickBook」を稼働させ、ネット書店なみのスピードと豊富な品揃えを実現している。

 

こうした物流体制の拡充を受け、関西サービスセンターの閉館を決めたもので、店売業務の終了とともに事務所も閉鎖する。閉鎖後は無在庫の物流拠点として大阪府門真市へ移転し、在京阪神出版社の窓口など配送作業を中心に業務を行う。