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アテクト、半導体資材の製造拠点を韓国に集約

2013年11月8日 (金)

荷主アテクトは8日、半導体資材事業の製造拠点を統合すると発表した。

同社では、2期前の市場規模の減少、販価下落に対応するため、日本生産の撤退、台湾・韓国の2拠点生産と同時に取り組んできた生産変革活動で半導体資材事業の利益水準を改善したが、「もう一段の大胆なコスト低減を実行していく」として、韓国に拠点を集約することにしたもの。

これまでの生産変革活動の結果、韓国生産ラインの能力はことし9月に1.7倍に向上。半導体資材事業の生産比率は韓国が7割を占めているが、台湾の大口顧客の要請で現地賃借工場で生産していた製品を、韓国拠点生産品で供給することで了承が得られたため、すべてのスペーサーテープの製造を自社工場の韓国に集約する。

これにより、台湾拠点と韓国拠点で生じていた固定費の重複ロスを排除し、原価の低減につなげる。韓国での台湾顧客生産分の稼働は2014年3月を目指す。