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世界の貨物仲介市場調査、ECやDXが成長後押し

2025年6月19日 (木)

調査・データインドの市場調査会社SkyQuest Technology and Consulting(スキクェスト・テクノロジー・アンド・コンサルティング)は18日、世界の貨物仲介市場は2024年に543億5000万ドルに達し、32年には941億9000万ドルと、1.7倍の規模に成長するとのレポートを公表した。この間の年平均成長率は6.3%となる。

レポートによると、貨物仲介市場は世界的なEC(電子商取引)の急増のほか、複合輸送や国際的な物流へのニーズの高まりから、市場が拡大している。また、デジタルプラットフォームやリアルタイム追跡、AI を活用した分析などテクノロジーの進化が、業務の効率化やコスト削減などの成果を生み、市場の拡大を後押ししている。

地域別にみると、北米は高度な物流インフラと高いレベルのEC取引で優位に立っており、アジア太平洋地域は製造拠点と貨物サービスのデジタル化によって、現在最も急速に成長している。欧州は、国境を越えた貿易の円滑化と規制の成熟が成長を支えている。

また、ラテンアメリカや中東、アフリカはデジタル貨物ブローカーのプラットフォームが普及しつつあり、新興市場として注目される。

同社は、「貨物仲介市場は、物流の複雑化やデジタルイノベーション、ECの浸透拡大を背景に力強い拡大が見込まれる。テクノロジーを活用し、事業を拡大し、サービスの透明性を通じて信頼を築く仲介業者が市場をリードする」としている。

このほか、レポートでは交通手段別や荷主の業界別などで、各市場の規模や現状、今後の成長を詳細に分析しているほか、市場のリスクや参入機会などについても解説している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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