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世界の4PL市場、年平均8%成長を予想

2025年6月12日 (木)

調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は11日、インドの調査会社360iリサーチの市場調査レポート「4PL市場:サービスタイプ、契約タイプ、運用能力、エンドユーザー産業別-2025-2030年の世界予測」の販売を開始したと発表した。

4PL(フォース・パーティ・ロジスティクス)市場は24年には908億5000万米ドルとなり、25年には980億3000万米ドルに。その後、年平均成長率(CAGR)8.01%で成長し30年には1443億米ドルに達すると予測されている。

現代のサプライチェーンでは従来のロジスティクス手法を超えた革新的な管理手法が求められており、企業は競争力を維持するために戦略の転換やDX(デジタルトランスフォーメーション)、付加価値の高いパートナーシップを積極的に追求している。こういったニーズに対応するために、サプライチェーン全体を最適化するための戦略的な提案や物流業務のマネジメントを含む、包括的な物流アウトソーシングである4PLが注目されている。4PLプロバイダーの役割は、従来のロジスティクス管理から複数の機能を1つの傘下に統合する戦略的パートナーへと劇的に変化を遂げている。

市場を取り巻く環境としては、データ分析、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などがリアルタイムの可視化と予測能力を向上。かつては出荷の追跡に限られていたシステムも現在では問題の予測や在庫の最適化、不測の事態の管理に役立つ高度な洞察が組み込まれており複雑さを増している。さらに地政学的な出来事や世界貿易などの予測困難な状況も増え、物流業界は4PLが提供する柔軟で適応力のあるアプローチを求めている。持続可能性とリスク管理にも関心が高まっており、市場環境の変動に適応できる包括的でデータ主導型の4PLソリューションがますます必要とされている。

レポートでは、さらに詳細なセグメンテーションについての解説や、エンドユーザー別の分析を掲載している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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