認証・表彰東京九州フェリー(北九州市門司区)は14日、同社が運航する横須賀港(神奈川県横須賀市)-新門司港(北九州市門司区)航路を利用したモーダルシフトの取り組み2件が、国土交通省の「エコシップ・モーダルシフト事業優良事業者」に選定されたと発表した。
エコシップ・モーダルシフト事業は国や海運事業者、荷主企業などが参加して海上輸送へのモーダルシフトを推進し、毎年、環境負荷の低減に特に貢献したと認められる優良事業の荷主や物流事業者を表彰している。今年は22件42社が優良事業者に選定された。

(出所:SGKライングループ)
東京九州フェリーの航路を活用したのは日本デキシー(東京都千代田区)とマリネックス(大阪市北区)による紙カップの長距離輸送と、住友ゴム工業(神戸市中央区)と昇栄(福島県白河市)によるタイヤの長距離輸送の2件。いずれも陸上輸送の一部をフェリー航路による輸送に切り替えた。
日本デキシーは、栃木県真岡市から福岡県飯塚市までの紙カップ輸送で、従来の陸上輸送の一部を、横須賀港-新門司港航路に切り替えた。これによって、陸上輸送は真岡市から横須賀までのトレーラー輸送と、新門司港からの各地へ配送のみとなり、CO2排出量を大きく削減した。
また、住友ゴムのタイヤ輸送では、宮崎県都城市から栃木県佐野市までのタイヤ輸送について、これまで陸上輸送だったルートの一部を新門司港-横須賀港間の海上輸送に振り替えた。
表彰式は先月26日に行われ、受賞者は国交省の宮武宜史海事局長から表彰状を受け取った。
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