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サービス・商品アシストスーツを製造・販売するイノフィス（東京都八王子市）は15日、生体情報を取得できるウエアの開発を手掛けるミツフジ（京都府精華町）と、物流や建設業など作業現場での安全対策製品の提供で業務提携すると発表した。今月から相互に製品を販売し、今後は共同プロジェクトにも取り組む。
イノフィスは、重たい荷物を運んだり、人を抱えたりといった重労働が多い現場向けに、体への負荷を軽減するアシストスーツ「マッスルスーツ」を開発、製造している。最近は職場での暑さ対策も求められていることから、ペルチェデバイスで首元を直接的に冷やし、ファンで送風する「クールベスト」を開発。暑さ対策をしながら、マッスルスーツを装着できるようにした。
▲マッスルスーツ®（出所：イノフィス）
また、ミツフジは猛暑によるリスクの検知に特化したリストバンド型ウェアラブルデバイス「hamon band（ハモンバンド）S」を開発。手首に装着するだけで脈波から深部体温の変化を把握し、本人も気づきにくい体調変化の兆しを把握できるようにした。
今回の業務提携では、互いの強みを生かして販路を拡大し、現場向けの安全対策製品の提供態勢を強化する。今後、イノフィスの販路で、hamon band Sを販売する一方、ミツフジもマッスルスーツシリーズを取り扱う。
▲hamon band S（出所：イノフィス）
両社は今後、熱中症対策と身体負荷の軽減の領域でさらに連携を強化し、新たな共同プロジェクトも検討していくとしている。
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