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KDDI本社にオフィス向け実験店舗、ローソン

2025年7月25日 (金)

荷主KDDIとローソン(東京都品川区)は24日、JR高輪ゲートウェイ駅の「TAKANAWA GATEWAY CITY」内にあるKDDI本社の社員専用フロアに、オフィスで働く人の利便性向上に特化した実験店舗を開いたと発表した。レジに並ぶことなく決済が完了するスマホレジを導入したほか、配送ロボットがオフィスまで商品を運ぶサービスもある。

オープンしたのは「ローソン S KDDI高輪本社店」でKDDIの社員のみが利用できる。利用者が限定される環境を生かし、ローソンが開発を進めるオフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗として運営する。

▲ローソン S KDDI高輪本社店の店内(出所:ローソン)

店舗内にはレジが存在せず、店舗と連携した専用アプリ「オフィスローソンアプリ」で商品のバーコードを読み取り、代金をキャッシュレスで決済する。過去に購入したことのある商品は、購入履歴をタップすれば、バーコードを読み取る必要がない。また、購買履歴などをもとに関連する商品を推奨する機能もある。

また、配送ロボットを10台導入し、オフィス内での回遊販売やデリバリーも行う。回遊販売では、ロボットが各フロアを回り商品を販売。欲しい商品があれば、ロボットから取り出しアプリで決済する。ロボットの位置や商品内容はアプリで確認できる。

▲配送ロボット(出所:ローソン)

また、GATEWAY CITY内にあるローソン高輪ゲートウェイシティ店の商品をアプリから注文すると、配送ロボットが商品をオフィスまで運ぶサービスもあり、店にまで足を運ぶ時間がないときも、商品を購入できる。

8月からはダイナミックプライシングを導入する予定で、消費期限が近付いた商品を商品の在庫数に応じて値下げする。対象商品はアプリ上で確認でき、プッシュ通知も行う。

今後は、オフィス内の空きスペースを利用した特設店舗で、弁当や日用品などの無人販売を実施する予定もある。購入履歴に基づく、健康に配慮した商品の提案やクーポン券の配布なども検討している。

両社は「今後、KDDI社員の声をもとに使いやすさや利便性を追求し、実験店舗として最先端の技術を積極的に取り入れて検証しながら、他企業のオフィスなどへの展開も目指す」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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