環境・CSRヤマトホールディングス(HD)は25日、同社とアルフレッサホールディングスの合弁会社MY MEDICA(マイメディカ、横浜市中区)と、トラック運送事業者向けに健康サポート事業を行う特定非営利活動法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS、東京都千代田区)が、トラック運送事業者における健康起因事故の削減を目的にパートナーシップ契約を締結したと発表した。
MY MEDICAはヤマトHD傘下でオンライン医療サービスを提供しており、ことし2月からはトラック・タクシー・バス業界を中心に50社以上に導入されているサービス「MY MEDICA」を提供している。このサービスでは、診療予約から診療、服薬指導、薬の配送、会計までをオンライン上で完結させることが可能となっている。
一方、OCHISは、トラック運送業界向けに睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策などの健康サポートを全国で展開しており、国土交通省や業界団体と連携して健康・安全対策を推進している。これまでに、全日本トラック協会が提供する「トラック運送事業者のための健康起因事故防止マニュアル」の制作をはじめ、健康診断データの一元管理を可能にする「運輸ヘルスケアナビシステム」の運用を受託するなど、運送業界の健康リスク対策を多角的に支援してきた。
両者は今後、共同セミナーの開催と相互送客の実施に取り組む。25年内には、トラック運送事業者に対する啓発活動として健康起因事故削減をテーマとしたセミナーを共同開催する予定であり、あわせて健康診断結果のデータを共有することで再検査受診率の向上を目指す。
さらに、25年11月をめどに、OCHISが運用する「運輸ヘルスケアナビシステム」とMY MEDICAのシステムとの入出力形式を統一する計画も進められている。これにより、再検査対象者の抽出や受診進捗の一括管理が可能となり、トラック運送事業者の健康管理業務の効率化を図る。
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