JT、ロシアのたばこ物流会社に資本参加

M&A日本たばこ産業（JT）は4日、ロシアの大手物流会社「メガポリス社」を傘下に持つメガポリス・ディストリビューション社の株式20％を750億円で取得すると発表した。

12月31日までに出資を完了する見込み。フィリップモリス・インターナショナル社も同日、メガポリス・ディストリビューション社への20％の出資を決めた。

メガポリス社はロシアの紙巻たばこ流通の70％を取り扱うたばこ物流会社で、2012年には2600億本以上を15万か所以上の販売店に配送した。

JTの出資を機に、メガポリス社は物流機能を強化し、事業効率を高めて利益成長を図る。株式取得額は750億円だが、このほかに今後4年にわたり、メガポリス社の施策の進捗に応じて100億円を上限として追加出資を行う。