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JT、たばこ原料工場を廃止、国内生産なくなる

2010年10月28日 (木)

拠点・施設日本たばこ産業(JT)は28日、たばこ原料工場であるJT防府工場(山口県防府市)の稼働を2012年3月末に終了し、同工場を廃止することを決めた。

 

JT防府工場は、紙巻たばこの製造工場とは異なり、紙巻たばこの原料となる葉たばこを加工処理する工場。同工場では、葉たばこをシート状に加工処理したシートたばこを製造しており、紙巻たばこの香味や喫味を作り出す原料として多くの紙巻たばこで使用している。

 

同工場の廃止により、国内でのシートたばこの製造はなくなる。今後のシートたばこの調達は、現在の調達先で海外の自社グループ工場、外部委託先から行う方針。JTでは「国内たばこ事業での競争力ある事業構造を構築していく」としている。

 

■JT防府工場の概要
名称:JT防府工場
所在地:山口県防府市大字新田字築地2054-2
操業開始:1909年
工場敷地:面積14万1729平方メートル