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日本郵船、ノルウェーでFSO用船契約を締結

2013年12月12日 (木)

ロジスティクス日本郵船は12日、同社が50%出資するクヌッツェンNYKオフショア・タンカーズ社(KNOT社、ノルウェー・ハウゲスン)の子会社「KNOT FSO 1 AS社」がトータルE&Pノルゲ社(ノルウェー・スタバンゲル)と、FSO(浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備)の建造、用船契約を締結したと発表した。

このプロジェクトはKNOT社が保有するシャトルタンカーをFSOに改造して用船するもので、ノルウェー領北海のマルティンリンゲ油田で産出したオイルの貯蔵とシャトルタンカーへの積み出しのために同鉱区に据え付けられる。

FSOはプラットフォーム、陸上から遠隔操作が可能なシステム、環境に配慮した陸上からの給電システム、FSO上で水と油を分離するシステム——を装備しており、2016年末の竣工を目指す。

完成後はトータル社に対し、最長12年のチャーターサービスを提供する。また、プラントエンジニアの設計・調達・建設(EPC)段階で日本郵船社員を派遣することも決まっており、同社社員が初めてEPC段階に関与するプロジェクトとなる。